Raspberry Pi 3's OS for server use

raspberry pi 3でwebサーバーとファイルサーバーを建てようと思っており、サーバーと言えばCentOSというネットの情報とCentOS 7になって少し仕様が変わったらしいけど新しく始めるなら新しいものからという自分の信条よりラズパイにCentOS 7を入れてみました。

入れたはいいもののwifiの設定をするにはgitで関連するレポジトリをクローンで持ってくる必要があり、gitの導入にはyumコマンドを使う必要があるのにデフォルトではyumを使うとエラーが出るという壁に当たりました。CentOS 7@ras-piでyumアップデートをするとエラーが出るという症状はどうやら他の方も出ているようです。

参考1 usmysa.hatenablog.com

参考URLの方では解決策も提示してくれているのですが、自分の環境ではyumのエラーは解決しませんでした。試行錯誤しつつ数日経った後、あるネット記事にたどり着きました。

参考2 d.hatena.ne.jp

タイトルと自分が今まで調べた情報より「CentOSおすすめ記事か」などと思い読み進めてみるとどうも様子がちがうようで、世界的に見ればサーバーOS@Linuxとして覇権を握ったのはubuntuのようです。CentOSのシェアが下がったというよりはubuntuの人気が上がったのかなと思います。

参考3 srad.jp

こんな記事もあるので単純に参考2の記事を信頼するのも考えものですが、しかし流行っているものが今後も使われるというのは確かに一理あるとも思われるのでサーバーOSとしてのubuntuの立ち位置はこのまま続くのではないかと自分で判断しました。

というわけでCentOSのインストールはやめ、ubuntu MATEをラズパイにインストールしました。

ubuntu MATE(マテと読むみたいです。スペイン語らしいですね。自分はずっとメイトとよんでいました。)はGNOME 2からフォークされたデスクトップ環境MATEを用いたubuntuでラズパイ用のOSもあります。純粋なサーバーOSではないですが個人が趣味で建てるサーバーなのでインストールと設定の簡便さを優先しました。後ほどデスクトップ環境をアンインストールしてしまえばいいと思ったのもあります。

インストールの手順については色々なブログ等で紹介されているので割愛しますが、インストールしてからの驚きがすごいですね。

まず、設定がGUIなので楽ですね(デスクトップOSなので当たり前ですが)。設定が終わって有線LANを外すとそれだけでwifiが使えるようになってました(初期設定もwifiだけでいけたかもしれないです。)文章で書くとそこまででもないかもしれないですが、wifiを使えるようにするためだけに数日本気で悩んだ自分としてはこれだけでも感動モノでした。

さらに、CentOSではデフォルトでnanoエディタが入っておらず、今まで使ったことのなかったvimエディタで様々な設定をするしかありませんでした(vim自体は高機能なエディタですし、結果として使えるようにすることは損ではなかったのですが)。しかもCentOSのviはvim-tinyとかよばれるもので設定も最小限のものしかなく、yumが使えずvim-enhancedがインストールできなかった自分には辛いものがありました。

一方でubuntu MATEではデフォルトはnanoを使うことが推奨されているようでvim系はvim-tinyがインストールされていたのですが、apt-getでvimをインストールしてhello worldプログラムをC言語で書いてみるとすでにシンタックスハイライトがONになってるじゃないですか!CentOSでもvimをインストールできたらもとからシンタックスハイライトが使えるようになっていたのかもしれないですけど、インストールする段階にまでたどり着けなかったので…

さすがubuntu系は様々なところで至れりつくせりだなーとしみじみ思いました。

正直インストールしたてであまりいじってないのでこのぐらいしか書くことがないのですが、この感動をなにか文として残しておきたかったので書いてみました。思った以上に長文になってしまいました。それでは。